【成功する屋上緑化。そのポイント】

ポイント2(荷重対策)

建築基準法では建物の用途ごとに積載重量が決まっています。

つまり建物は用途に応じて積載できる荷重に制限があり、積載重量を超過して想定以上の重さが掛かると、たわんで漏水を引き起こす原因ともなります。

特に注意が必要なのは、既存の建物で、1981年以降の新耐震設計法以前の建物は、屋上緑化が難しい場合があります。

逆にそれ以降の建築物であれば、可能性は十分にあります。

屋上の積載可能な荷重は地震力荷重に屋上の面積をかけたものとなります。

たとえば、100平米の住宅の屋上では、60×100=6,000kgが全体積載可能な重量で、これ以下にする必要があります。

かつてはこの条件化で選べる緑化の工法は少なく自由度も低かったのですが、近年では60kg/平米に対応しながら、彩りある豊かな緑を導入できる新しいシステムも開発されています。

既存施設の屋上緑化の可能性も広がりつつありますが、これに大きく寄与しているのが土壌種類の多様化です。

土壌には自然土壌、改良土壌、軽量土壌があり、改良土壌は事前土壌に堆肥やパーライトなどを混合し軽量化したもので、軽量土壌には無機質系人工軽量土壌、有機質混合人工軽量土壌、有機質系人工軽量土壌があり、近年ではリサイクル資材を用いた製品なども開発されています。

積載荷重条件を考慮して適切な土壌と植物の大きさや種類を決めることが重要です。